令和4年8月26日(金)15時から「じばさん」において、第10回四日市コンビナート先進化検討会を開催しました。
会場には、成城大学の平野教授、石原産業㈱四日市工場、コスモ石油㈱四日市製油所、㈱ENEOSマテリアル四日市工場、第一工業製薬㈱四日市工場、㈱JERA四日市火力発電所、DIC㈱四日市工場、東ソー㈱四日市事業所、東邦ガス㈱四日市工場、三菱ケミカル㈱三重事業所、三菱マテリアル㈱四日市工場、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ㈱四日市工場、三重県雇用経済部の関係者が参加するとともに、WEBでは、味の素㈱東海事業所、昭和四日市石油㈱四日市製油所、三菱ガス化学㈱四日市工場、中部近畿産業保安監督部、三重県企業誘致推進課の関係者が参加しました。
また、オブザーバーとして、キオクシア㈱もWEBで参加し、事務局を含め総勢約40人が参加しました。
産廃処理スマート化の進捗状況について城田委員(第一工業製薬㈱四日市工場)から説明があり、その後、新方式スマート化の進捗状況及び自社等の先進的な取組みについて規制合理化関連部会の橋本部会長(㈱ENEOSマテリアル四日市工場)から報告が行われました。
さらに、個社が取り組んでいる先進的な事例の発表として、石原産業、DIC、キオクシアからそれぞれ説明が実施されました。
❶石原産業からは、屋外に保管している原料等の総量を把握するためのドローンによる計測の検討
❷DICからは、非防爆携帯型電子機器の運用や行政手続きの電子申請の進捗状況の報告
❸キオクシアからは、規制合理化関連部会との連動により行政手続きの電子申請が進んだことの報告
などが行われました。
その後、消防本部、環境政策課、三重県企業誘致推進課など、行政からも報告や意見をいただき、議論も実施しました。
平野会長からは、個社の取組みが四日市コンビナート全体やコンビナート外の半導体工場にも横展開され、それが成果として表れていることが非常に良い。また、日本全体のコンビナートの先進化は遅れているが、四日市が発信することによって日本を変えることができるため、四日市の動きをしっかりと国へ伝えていくことが重要とのコメントがありました。
今後も、学識経験者及び企業と行政は議論を深め、規制合理化関係の活動を進めて企業の競争力強化を図るとともに、今後は、コンビナートのカーボンニュートラル化に向けた議論も進めていきます。